なにわ
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三島独活
 み し ま う ど
茨木市太田および千堤寺地区特産。
ゆかりの地を訪ねて
ウド【独活】 学名Aralia cordata:山地に自生するウコギ科の多年草。野生種は日本、中国、韓国に自生し、我が国では10世紀頃に栽培が始まったと言われている。茎の高さ約2メートル。葉は大形羽状複葉。夏期に茎頭・葉腋に小白花が球状の花序をなして群がり開く。ウドには特有の香りと苦味があり、これが食
欲を増進させ、 苦味成分には整腸作用もあると言われる。軟白栽培の若芽は食用とし、柔らかく上品な芳香がある。糖質を多く含み、抗酸化物質であるクロロゲン酸を含む。アスパラギン酸、コリンなども豊富。根は生薬の独活(どっかつ)で発汗・解熱剤として利用される。

 
料理例 
 ぬた、きんぴら、煮もの、サラダ、つま物

ゆかりの地を訪ねて
茨木市太田地区の農家 中村さんを訪ねました 2008.3.2

 近年なにわの伝統野菜に認定された三島独活(みしまうど)は、天保年間より栽培が始まったとされる。茨木市太田地区(旧北摂三島村)では、現在一軒となってしまった栽培農家が、畑で育てた独活(うど)を12月から1月にかけて株ごと掘りあげ、11月に数人掛かりで建てた、苫(稲藁を組んだ屋根材)で屋根を架けた「うど小屋」に根株を伏せこむ。その上に干し草を何層にも積み重ね、打ち水をし、莚で覆い、さらにその上に束にした藁をのせ、その発酵熱を利用し新芽を生長させ、この地区独特の伝統的な促成軟白栽培を継承している。収穫は2月中下旬から3月初旬にかけて行われ、旧暦の初午に行われる郷社太田神社の祈年祭への供御をもって終える。収穫期には、その日の収穫作業を終えると「立て藁」を立ててウドの芽を保護したうえで間伐材の根太を渡し、藁を積み上げて保温をして翌日の作業に備える。
その年の収穫を完全に終えると、ウドの大株は株分けさて、畑に植え戻して育て、次の年の収穫に備える。
                                             豊下製菓株式会社・豊下正良

現在の取組み

茨木市太田および千堤寺地区で、数戸の農家が栽培に取り組んでおり、「三島うど」として出荷され、あくが少なく独特の風味のあることから人気がある。

今後の課題
独活小屋を作るには田んぼ一反分の稲藁が必要であり、太田地区で一軒となった栽培農家の中村さんと地域や保存会の協力が必要である。

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